Z800、ZX-6Rのスイングアーム流用

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Z800のスイングアームは、見た目は好きですが鉄なので重いです。そのうえ、整備性もいまいち。そこで6Rのスイングアームを移植してみました。ZX-6Rの選択理由は、リアサスがユニトラック、リアホイールが180。いろいろ調べていたら6R欲しくなりました。。。笑

ざっくり流用する部品は以下です。
スイングアーム:ZX-6R E/F型(2014年式)、サスペンションリンク:ZX-6R E/F型(2015年式)、リアサス:ZX-6R P型(2008年式)、リアホイール:ZX-6R E/F型(2014年式)、リアブレーキ:ZX-6R E/F型(2014年式)、ピボットシャフトはZ800を使用。

今回は情報量が多いので以下の順番で記載していきます。
(※カスタムは自己責任で。)
1:Z800ノーマルスイングアーム姿を眺める
2:オイルシール(右側)調達
3:ピボットシャフトカラー(左側)の作成
4:スイングアーム装着
5:リアサス移植
6:リアサスリンク装着
7:レギュレータ位置変更
8:チェーンライン調整
9:完成

1:Z800ノーマルスイングアーム姿を眺める

ノーマルスイングアームルックのZ800。見た目はスタイリッシュなノーマルスイングアーム姿が一番かっこいいと思います。が、思いついたらやらなきゃ気が済みません(笑)最後にじっくり眺めると同時に各部品の採寸や詳細イメージを固めます。いちお今回は純正スイングアームに戻せるように弄ります。

2:オイルシール(右側)調達

今回、Z800のピボットシャフトをそのまま使用前提で、Z800スイングアーム右側のカラーは特殊な形状をしています。そのカラーをそのまま使用できるように、ZX-6RのスイングアームにZ800右側のオイルシールを取り付けます。たまたま内径も一致しました。
オイルシールは新品を購入しました。

3:ピボットシャフトカラー(左側)の作成

Z800純正の左側のカラーは長い筒状なので使用不可。ZX-6R純正の左側カラーは少し長い。6Rのカラーを削ることを考えましたが、旋盤も持ってないので精度が出せない、しょうがなく作ることにしました。
内径20mm、外径25mmのアルミパイプがネットショップで売っていたので購入して、パイプカッターで9mmにカットします。(ピボットシャフトはトルクがかかる箇所なので、本当はステンで作成したかったのですが、入手できず。。。いつかショップ依頼して作ってもらおうと思います)

カットするとこんな感じ。

ヤスリとコンパウンドで磨きます。※やりすぎるとサイズが変わってしまうので注意。

ピカピカに出来上がりました。

4:スイングアーム装着

まず、右側のオイルシールから組み付けます。元々ついていたオイルシールを外して、Z800オイルシールを取り付けるとこんな感じ。

Z800純正のカラーを組むとこんな感じ。

左側は作成したアルミカラーを組み付けます。組むとこんな感じ。

これでスイングアーム装着は完了。
(サイドカバーのデカールは魔が刺して剥がしちゃいました)

5:リアサス移植

Z800リアサスはGUNタイプでリザーブタンクがスイングアームに接触してしまうので使用不可。
手配した中古リアサスはZX-6RのP型です。予算が足りなくてE/F型は買えませんでしたw
ちなみに、リアサス長は335mmとZ800、6Rと同じ長さでした。
6Rのリアサスはピギーバッグタイプで、レギュレータのステーに干渉してしまいます。
干渉してしまう部分だけ削ることにしました。

グラインダーで削って、錆止め塗装をしたところ。

こんな感じで装着完了。

6:リアサスリンク装着

リンクも6Rに変更です。リンク比が変わって、Z800純正より動きがいいです。
当初、リンクだけ6Rにする構想でした。。。(笑)

7:レギュレータ位置変更

Z800純正のレギュレータの位置だと、6Rのリアサスに干渉します。
レギュレータの向きを前後逆にして、少し後ろに下げることにしました。
純正の取り付けに戻せることがルールなので、ちょい加工でいきます。
下の写真がノーマル位置ですが、少しずらして穴を開けました。

向きを変えて、取り付けるとこんな感じ。

インナーカウルにレギュレーターの配線を逃すための穴を開けます。はんだごてとリューターとヤスリで頑張りました。

取り付けるとこんな感じ。クリアランスは予定通り。

バックショットはこんな感じ。少し配線見えるけど、まーOKかな。

こんな感じでできました。

8:チェーンライン調整

チェーンラインがアバウト計測で5mmぐらいオフセットが必要そう。
フロントスプロケットでオフセットするか、リアスプロケットでオフセットするか、悩みどころです。リアスプロケットでオフセットする場合、社外スプロケはで逆づけすれば、オフセットできますが、せいぜい1〜2mmぐらい。フロントスプロケットはオフセット用のスプロケがあれば楽ですが、なければいろいろ考えないと。

純正ナット、純正ワッシャーは新品を用意しました。

リアスプロケはサンスターの新品。最悪オフセット量が足りなかったらこれの逆づけで済まそうと思っていました。

純正のフロントスプロケ。

ひっくり返せば、5mmオフセットできることが判明!すごい偶然。

念の為、チェーンラインをみます。ホームセンターで買ってきたアルミのアングル材でチェーンラインを見ます。

上から見るとこんな感じ。チェーンは横に避けています。

アルミなのでしなります。あんまり精度良くないです。が、とりあえずフロントスプロケの逆づけでチェーンラインはOKにしました。

チェーンラインの確認中。横から見るとこんな感じ。

組み上げるとこんな感じ。

9:完成

外していた外装を取り付けて完成です!純正流用の格安フルカスタム(笑)
見た目は、やっぱりZ800のスイングアームの方がかっこいい(汗)
まだ試走できてませんが、跨って押した感じだとリアサスはめちゃ動くようになりました。
素人のカスタムなので、しばらくは試走→点検の繰り返しを予定しています。
リアサスもっと長くして、ケツあげ仕様にしたらもっとかっこよくなりそう。社外のリアサスで10mmアップかなー。そうしたらフロントも延長したいなー。

以上

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